女性ホルモンのバランスを、オーガニックハーブティーPukka(パッカ)で調える
今日は、ポノカイニュージーランドで、30種類も扱っているオーガニックハーブティーブランドのPukka(パッカ)のお話し。
Pukkaとは、ヒンズー語で、「本物の」という意味なんですって。PONO KAI NEW ZEALANDのPONOは、マオリ語で、「本物の」という意味なので、勝手に親近感を持っています。
世の中には数多くのハーブティーのブランドがありますが、Pukkaの特徴は、何と言っても、原材料はすべてオーガニックのものを使っているということ、それと、アーユルヴェーダのハーバリストが、ブレンドを作っているというところ。
アーユルヴェーダとは?
世の中には、様々な健康法があって、この食べ物がよい・・・とテレビなどで、報道されると、皆そこに飛びつく、そして、次はあの食べ物がよいとなると、今度はそっちに・・・我が母は、昔からとっても健康オタクで、一々そうした情報に振り回されていましたが、結局たどり着いた結論は、「とにかくいろんな食べ物をバランス良く食べることよ」・・・ ということで自分なりに持論をまとめ、満足しています。
でも、ほんとうに不思議じゃないですか? 健康に気を使って、体にいいとされる1つのことを、続けている人が病気になる。あの人にいい健康法が、この人には効かない・・・
こんな私の疑問をストンと、落ち着かせてくれるのが、インド・スリランカ発祥の伝統医学、アーユルヴェーダだったのです。
アーユルヴェーダは5000年の歴史がある長寿科学である・・・ということを、ご存知の方は多いと思います。アーユルヴェーダは、心身の不調は、体内の乱れであり、アーユルヴェーダの3つのドーシャ(ヴァータ、カパ、ピッタ)のバランスを調えることで、心身を癒すという予防医学。
ドーシャには、ヴァータ、ピッタ、カパと、3つがあり、1人の人間が、完全に1つのドーシャ100%などということはなく、すべての人は、この3つのドーシャの特徴を少しずつ持っています。それでも、その個人により、この3つのドーシャのどれかが、一番強く出るものなのです。
あるドーシャが飛び出て優勢になりすぎると、体に様々な不調をきたし、それが、長期間に渡り、過剰な状態が続くと、病気となる。自分のドーシャや、体の状態を知ること、そして乱れた箇所を調える食べ物をとること、生活パターンに切り替えることで、病気を事前に防ぐことができます。
やみくもに健康に良いものを摂ろうとするのではなく、自身の体やコンディションをよく知り、その時々のステージに合った生活をする、それによって軽やかな心身で毎日を生きられたら素晴らしいと思いませんか?
月経時の様々な不調に効くハーブティー
体の不調といっても、いろいろな不調がありますが、今回はお悩みの多い女性特有の不調について、具体例をあげましょう。月経についてのアーユルヴェーダの考え方と、アーユルヴェーダ視点から具体的な月経関連の体の不調を、どのようなハーブティーを使ってととのえていくと良いのかについて、ご紹介しますね。
アーユルヴェーダでは、生理の期間には、3つのステージがあると考えています。
1つ目が、1日―5日目(出血があった日が1日目)
2つ目は、4日―14日目 (出血が止まった日から排卵日まで)
3つ目は、14日―18日目 (排卵から生理が始まる日まで)
そして、それぞれのステージに、月経の体内活動があり、1つのドーシャが優勢になります。 ドーシャが乱れると、その期間特有の体の不調をもたらすようなのです。面白いですよね。
では、1つ1つ見ていきましょう。
1日―5日目(出血があった日が1日目):ヴァータが優勢になる期間
ヴァータが乱れていると、PMSや、頭痛、消化不良、便秘、性交時の痛み、疲れ、不安、不眠などを引き起こします。この期間にこうした症状を感じる方は、ゆったりと穏やかな時間を過ごし、エネルギーをリチャージします。 アルコールやカフェインなど、体内への刺激物は極力取らないようにします。穏やかにリラックスできるハーブ、リコリスが、アドレナリンの分泌を抑えてヴァータの期間を穏やかに整えてくれます。
4日―14日目(出血が止まった日から排卵日まで):カパが優勢になる期間
カパのステージは、子宮内膜(子宮の内側の粘膜)を作る期間です。エストロゲンは、この細胞を作り、強めるためのホルモンで、体にエネルギーを取り戻し、受胎の準備をします。カパがバランスを崩している時は、体のむくみ、乳房の痛み、体重増加、疲れ、背中の痛みや、体のだるさ・・・といった形で現れます。また感傷的になったり、気分的に落ち込んだりするのも、カパのバランスが崩れていることを示す1つの基準になります。
この期間のエネルギーの停滞を和らげるためには、詰まりを取り除く効果のあるハーブ、ターメリックなどを取り入れると良いでしょう。
また、カパのバランスを調えるには、体を温めるハーブティー、Pukkaのスリージンジャーや、バニラチャイなどもおすすめです。
また軽い運動をして血流の淀みを取り除き、汗を流すことも効果的。
14日―18日目(排卵から生理が始まる日まで):ピッタが優勢になる期間
ピッタは女性ホルモンの一種プロゲステロンを上昇させ、受胎の準備をするために、体内のエネルギーを高めるドーシャ。ピッタが高まると、皮膚の炎症や、頭痛、下痢、感情的な高ぶりなどを引き起こします。感情の高まり、食欲、乳房の痛みや、いわゆるPMSの月経前症候群などが現れやすくなります。ピッタのバランスをとるには、体をクールダウンさせるスリーミントやクレンズティーなどを飲むのがおすすめ。
またもう1つ、アーユルヴェーダで子宮を元気にしてくれるとして、インドの女性に大人気のハーブ、シャタバリも女性の健康には外せません。 若返りのハーブとも呼ばれ、月経のつらい症状を和らげ、また更年期など、女性ホルモンエストロゲンが乱れる期間にも、大変有効なハーブです。シャタバリは、Pukkaのウーマンカインドティーに配合されています。
どうですか? 月経のサイクルに合わせたドーシャを調えるハーブティー。
月経というのは、女性にとってのデトックスなんだそうです。体内では、受胎をするための準備がはじまり、最終的に受胎しなかった副産物が体の外に出ていく。このサイクルを、それぞれの期間に有効なハーブティーで、辛い期間を、軽やかに過ごしませんか?