ニュージーランドの野菜その3「ビーツ(ビートルート)」

皮も中身も、鮮やかな赤紫色!ニュージーランドでは一年中スーパーで手に入る、みんなが大好きな野菜のひとつです。ハンバーガーのフィリングやサラダ、ピクルス、スープにも一般的に使われており、お店でも家庭でも大活躍するビーツ。なんといってもその独特な深いピンク色は、お料理のアクセントにもなり、見た目だけでなく、栄養、味ともにとても優秀な食材なんです。

「奇跡の野菜」とも言われる栄養の宝庫

他の野菜より群を抜いて多い栄養素は、水溶性食物繊維、カリウム、鉄、亜鉛、銅、そして葉酸。これらは、血中コレステロール低下や血圧降下、さらに赤血球の造血を促します。しかし、世界中からビートルートが注目を浴びている理由はそれだけではありません。NOと呼ばれる一酸化窒素を豊富に含んでいることなんです。
一酸化窒素は、血管の筋肉を柔らかくし、丈夫でしなやかな血管を作ります。それにより全身へ血をめぐらせる血流がスムーズになり、代謝もアップ、デトックス効果や疲労回復を促進。さらに、鮮やかな赤紫色は、ポリフェノールの一種ベタシアニンによる色素で、高い抗酸化作用があるので、NO+ベタシアニンの最強タッグで、血管を若返らせるアンチエイジング効果が期待できるのです。

ビートルートの食べ方

形はカブに似ていますが、甜菜の一種で、生でも食べることができます。皮を剥いて千切りにしてサラダ、薄く切ってハンバーガーやサンドイッチに。ボルシチのようにスープに入れてももちろんOK。ブレンダーで滑らかにし、スムージーやポタージュ、ディップやソースにすると、あの深いピンク色が映えますね。酢漬けしてピクルスにしても、甘みと酸味のバランスが絶妙でおススメです。ビーツのきんぴらなども、自然な甘みが出てとても美味しくいただくことができます。

ビーツはさまざまな栄養を一気に摂ることができる、まさにスーパーフード。栄養だけでなく、独特な美しい色素も、サラダからスイーツまで幅広いお料理に使えるポイントです。体も心もアゲてくれるビーツ、おうちのレギュラー野菜に加えてみませんか?

ニュージーランドの野菜その4もお楽しみに!

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