自分のペースで無理なくオーガニック

それほど、遠くない昔、、、、食べ物といえば、すべてオーガニックで、それが当たり前でした。その頃の世代の方は、私達が、「オーガニック」「オーガニック」と、オーガニックを買い求めることの意味がわからないでしょう。

1970年頃から、食べ物の生産は革命と言ってもいいほどに変わりました。人々の生活パターンの変化とともに、より安いもの、より早く簡単に作れるものが求められうるようになり、今や、ファーストフィードや、コンビニのお弁当やおにぎり。レンジでチンすればすぐ食べられるものなどで溢れかえってしまいました。また食品入手のルートも国際的になり、それに伴って、農薬たっぷりつかった、遺伝子組み換えや、大豆、とうもろこし、小麦、それらを原料に使った調味料、添加物などなど、気づいたら、スーパーにある生鮮食料品以外のものは、ほとんどすべてが、なんらかの曰くのついたものなのではないでしょうか。

まさに茹でガエル・・・・じわじわそうした、添加物いっぱいの食品に体も感覚も侵食されていき、慣らされていくうちに、はっと気づいたら、自分の周りが沸騰直前のお湯になっていた・・・・ということになってしまいました。

因果関係ははっきりしませんが、それに伴って、様々な障害やアレルギー、昔はなかった病気などで苦しむ人、また欧米では減っている癌が、日本では増えていることは、全部事実。やっぱり、「食べ物」が原因なんだな・・・と気づいた人々が、今、改めて「食」を見直し、原材料を注意深く読み、オーガニックという選択をしているのではないでしょうか?

でも、オーガニックがいいことはわかっているけど、価格が高いし、全ての食材をオーガニックにしていたら、家計のやりくりが大変そう。だから「オーガニック」は、見て見ないようにしている・・・という人も、実は結構いるのではないでしょうか?

そんな方のために、今日は、日々の食材にオーガニックを取り入れながらも、家計の帳尻を合わせる・・・そんな方法をいくつかご紹介しようと思います。

1. 食材の優先順位を決める。

すべての食材を一気にオーガニックに変える必要はありません。
できるところから、無理せず、ゆっくり取り入れて行けば良いと思います。
私が常にオススメしているのは、醤油、みりん、油、小麦粉、砂糖、塩など、よく使う基本のものから変えていくこと。
輸入大豆を使っていない醤油、みりん風味でない本物のみりん、輸入小麦でないオーガニック小麦、最低でも国産小麦、精製された砂糖をオーガニックのココナッツシュガーに変える、塩も精製塩でなく、天然塩を使う、、、など。
ご自身で優先順位を決めて、1つ2つから、オーガニックのものを料理に取り入れていく。そして、1つ1つ、今まで購入していたものとの違いを楽しむところから始めればいいと思います。

2. 1週間に2日だけ、野菜だけ献立の日を作る。

私達は外食産業に踊らされ、いつの頃からか、毎日あるいは毎食、肉や魚を摂らなければならない・・・という風にマインドセットされています。

肉魚は、毎日摂る必要は有りません。お年寄りが元気な長寿の国、ギリシャの食事は、理想的なダイエットと言われますが、牛肉は豚肉は月に数回、鶏肉は週に2回ほど、魚は週に3回ほど、その他毎回の食事は、野菜、果物、オリーブオイル、豆類、ナッツ類などをふんだんに食べ、適度に赤ワインを飲みます。

肉や魚は、やはりシーズンの野菜に比べると価格もはります。安価なシーズン中の野菜をたっぷりたべることで、かかる食費を抑え、その分、質の良いオーガニックの物を取り入れられれば、体にも嬉しく一石二鳥ですね。

ニュージーランドは、シーズンでない野菜は出回らないものも多いのですが、一部の野菜は、季節に関わらず入手はできます。でも、ナス、アボカドなど、シーズン以外の時に買うと、価格が4-5倍するので、馬鹿らしくて、買う気も起こりません。笑
時には不便は良いものです。

3. スーパーは週に1回、それ以外はなるべく八百屋に行こう!

スーパーは、あらゆる加工品の宝庫です。次から次へと、新しいお菓子や食材が出て、あの手この手で、可哀想なMarketing Victim (マーケティングの被害者)を踊らせます。
お腹が空いている時にスーパーにいくと、つい、余計なものに手が伸びませんか?
そして、それは素敵な添加物がたーーーーーっぷりのものだったり・・・・しませんか?

4. ハーブや野菜を自宅で育てる。

自宅で、化学肥料なしに野菜を栽培すれば、これぞ究極のオーガニックですね。土地がない、、、という人でも、ベランダで、3-4種類は、何かしらの野菜を育てられるでしょう。土があれば、野菜は育ちます。こうでなければならない・・・という堅苦しいウンチクは捨てて、まず、ちょっとした土と苗を買ってみませんか?

特にパセリ、長ネギ、大葉などは、ちょこちょこっとお庭から使うだけ採ってこられると、常に新鮮だし、束で買わなくて良いので、冷蔵庫にも隙間ができるし、とっても便利ですよ。

どうでしょう? モノ・モノ・モノであふれる、日本のスーパーですが、よく考えてみれば、体に必要のないものを、沢山買っていませんか?その習慣を少しだけ見直してみて、基本のものだけオーガニックにする・・・・まずは、気張らずにやれそうじゃありませんか?

考えてみて下さい。こうして体に良いものをとる、、、というか、体に悪いものを摂らない選択をすることによって、将来莫大な入院費や医療費にお金を使わなくてよくなることを。

オーガニックを選ぶということは、将来の健康に投資をすること。毎日の食事が美味しく、そして何よりも、あなたの寿命がくるまで、健康で、人生を生き生き過ごせることは、何ものにも代えがたいと、つくづく思うのです。

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