ニュージーランドのオーガニック認証 BioGro (バイオグロ)

輸入食材店やオーガニック食品店、オンラインショップでよく見かけるオーガニックを証明するロゴ。認証する機関によってデザインも様々ですね。今回は、ニュージーランドのオーガニック認証についてご紹介したいと思います。

BioGro (バイオグロ) はニュージーランドで最もよく知られたオーガニック認証機関です。ニュージーランドと太平洋地域の830を超える生産者や製造業者を認定し、国際市場への進出をサポートすると同時に、世界各地で増大する消費者のオーガニック商品に対する需要に応えるべく活動しています。
BioGroのオーガニック認証基準は非常に厳しく、動物実験、遺伝子組み換え、日常的な合成農薬の不使用、さらに合成肥料、殺虫剤、抗生物質などの投与や照射を行ってはならないとされています。

オーガニック認定までの道のり

認証にあたっては、書類審査のほか、農場、梱包施設、倉庫、店舗、製造工程がオーガニック基準と要件を満たしているかどうか立ち入り検査が行われ、3年連続で審査に合格して初めて正式認定となります。長い道のりですね。

  • 1年目(C0):Registration (登録)
  • 2年目(C1):Conversion status (オーガニック移行中1)
  • 3年目(C2):Conversion status (オーガニック移行中2)
  • 4年目:BioGro正式認定

正式認定を受けた業者は、毎年厳しい査察を義務付けられ、それをクリアし続けることでBioGroマークを表示することができるのです。
オーガニック認証を受けるに際し、様々なチェックポイントがあるのですが、BioGroではトレーサビリティ、動物福祉、気候変動への配慮、生物多様性の尊重、包装、労働者への配慮、健康と福祉、広告を最重要視しています。

こうした非常に厳しい基準を満たした商品だけが付けることを許されているBioGroマーク。品質、安全性はもとより、生産者の意識やオーガニックへのコミットメントも含め、消費者が安心して本物を選ぶことができる信頼の証でもあります。
ポノ・カイ ニュージーランドでは、BioGroマークのある食品を中心に取り扱っています。ニュージーランドが自信を持って送り出すBioGroオーガニック商品が、世界中の人々の意識や習慣を良い方に変える一歩を後押ししてくれますように。

関連記事