ニュージーランドはカフェ天国

ニュージーランドには、「フラットホワイト」というコーヒーがあります。どういうものなのか?エスプレッソコ-ヒーの上に、ホットミルク、トップに泡立てたミルクのフォームが乗ったもので、ニュージーランドのコーヒーといえば、これが一番の定番で、一番飲まれているコーヒーです。

日本からニュージーランドに帰国する時、エアニュージーランドは、たいてい朝8:30くらいがランディング時間。飛行機の中はあまり眠れなかったけど、これから車を運転して家に帰らなきゃ・・・なんて時、心も体もなんだか無性にフラットホワイトを欲して、とりあえずは、まず近くのカフェで、しばらくありつけなかったエスプレッソとミルクとその香りをいっぱいに吸い込んでから、フワフワモチモチのフォームを、まず一口すする。

「ふぁああああ~帰ってきたよ~」・・・この1杯で初めて、気持ちもランディングし、ニュージーランドに着地できた実感が湧く、と同時に睡眠不足と時差ボケで、ぼーーーっとした頭をしゃきっとさせてくれる・・・・そんなコーヒーなのです。

そういう人、私だけじゃないと断言します! そのくらい、キウイにとってはソウルドリンク的な飲み物なのです。

カプチーノとはどう違うの?

エスプレッソに泡立てたミルクと言えば、カプチーノもその1つですが、カプチーノとフラットホワイトは違います。

1. 配合
カプチーノは、エスプレッソ、ホットミルク、泡立てたミルクの3層で、それぞれ1/3ずつ。フラットホワイトは、エスプレッソ、スチームしたミルクの2層。配合はエスプレッソをシングルショットにするか、ダブルショットにするかで違う。

2. トップの泡
カプチーノの泡は軽くて時間が経つと薄くなってしまうような軽い泡。フラットホワイトのミルクは、しっかりスチームするので、マシュマロのような弾力感がある。

3. トッピング
カプチーノを頼むと、「チョコレートパウダーにするか、シナモンにするか」を聞かれます。それらのパウダーがトップに振りかけられます。フラットホワイトは、その弾力のあるミルクのフォームに一筋の模様が描かれて、出てきます。葉っぱや❤型などがあります。

最近は、カフェでも、普通のミルク以外に、ローファットミルク、アーモンドミルク、ソイ、オーツミルクなど、お客の好みに合わせて、ミルクも様々選べるようになっています。こういう細かいところで細かい注文をつけるのって、イギリス文化ですよね。

私は一時、カプチーノに浮気もしましたが、やっぱりフラットホワイトに戻リ、いつも、ダブルショットのエスプレッソ入りフラットホワイトを頼みます。

本当は、ショットは1.5が最高なのですが、、、、私も大分細かくなってきてしまったな、、、苦笑。でも、カスタマイズしてやってくれるところも多いんですよ。

最近は東京などでも、フラットホワイトがあるカフェなどがあり、頼んでみたことがありますが、全然違うもので、がっかりしたことがあります。エスプレッソにミルク・・・というのは、おそらく同じなんでしょうけど、なにか、ミルクの味が水っぽいのと、泡もあのマシュマロのようなしっかりした泡ではなく、申し訳程度の泡。うーんこれだったら、2度と頼まない、これがフラットホワイトだと思われてしまったら悲しいな。

・・・というわけで、皆さん、ニュージーランドにお越しになったら、是非本場のフラットホワイトを頼んでみて下さいね。眠気を吹き飛ばしたいなら、是非ダブルショットで。

コーヒー話のおまけ

ニュージーランドの国内線などに乗って、フライトアテンダントに、コーヒーをオーダすると、「ブラック or ホワイト?」と聞かれることがあります。ホワイトコーヒーって何?っと一瞬ギグっとするのですが、なんのことはない、ミルク入りコーヒーのことです。機内ではさすがにフラットホワイトではなく、ただの牛乳入りの薄-いコーヒーです。笑

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