ヘンプってすごい！衣食住全てに活用できるヘンプの魅力

アメリカの企業家、自動車会社フォード・モーターの創設者、ヘンリー・フォードはかつて、こう言いました。

「植物が堆積して、石炭がとれるまでに、いったいどれだけの時間がかかるのだ。畑でヘンプを1年栽培すれば、同じだけの原料がすぐ入手できるというのに。」

この言葉通り、フォード・モーターは、ヘンプから、植物由来の自動車を作りました。すごいですよね。亜麻、小麦、ヘンプ（大麻）、松の木の繊維から出来た、植物性プラスチックがパネルに使われていて、このパネルは鋼の10倍の強度があるものなのだそうです。

ヘンプは、まさに、母なる大地から生まれる宝物。たったの3～4ヶ月で、大きく成長し、食品をはじめ、縄、紙、洋服の生地、二酸化炭素九州素材、ヘンプクリートや断熱材などの建築の断熱材、バイオ燃料、スキンケア商品などなど
他に類を見ないレベルで、汎用性の高い植物なのです。

今でも、ヘンプを、大麻＝麻薬＝幻覚を引き起こすもの・・・と全てを一括にしたネガティブなイメージをもたれる方も、特に日本には、残念ながら多いですね。

強い精神への作用を引き起こす、THC成分をもつ大麻（マリファナ）と、産業用に使われている低いTHC成分の大麻（ヘンプ）は、いとこ同士の植物ですが、区別すべきもの。

実際、幻覚作用を引き起こす成分をほとんど含まない、産業用大麻ヘンプの種、穂、葉、茎、根が、どのように身近に使われているのか、ご紹介しましょう。

• オイル：食用オイル、栄養補助サプリメント、燃料、塗料
• 粉：食用粉、ビール、家畜用飼料
• ナッツ（麻の実）：ミルク、パン、プロテインパウダー

• 動物小屋用干し草
• 土地改良剤、肥料
• 医療用大麻、嗜好用大麻

• 繊維：建築用断熱材、ロープ（麻ひも）、園芸用支柱
• 麻くず：紙、オーガニックコンポスト（有機堆肥）、動物小屋用干し草、建築用繊維板

• 薬
• オーガニックコンポスト（有機堆肥）

いかがでしたか？

昨今私達に、モクモクと暗い影を落としている地球環境の危機。大麻という植物を知り、正しく利用することは、持続可能な社会をつくるのに大きな一役を買える・・・といえるでしょう。