マヌカには「耳」がある?!
イスラエルのテルアビブ大学で行われた研究で、花が、蜂の羽音や羽ばたきの振動をキャッチするセンサーをもっていることがわかりました。
花の糖度は、蜂の羽音を聞いてから、数分後には、一時的に、通常の12%から20%も上昇し、甘い蜜で、ミツバチを誘うそうです。より多くの子孫を残そうとする植物の遺伝子が進化して、こうした蜂の羽音に含まれる特定の周波数を検知できる能力になったのだとか・・・。
考えてみれば、動物の世界と同じように、植物の世界だって、激しい生存競争が行われているわけです。自分で動くことができず、蜂や鳥などによる受粉が、子孫を残す上で、必須である植物は、より甘い蜜を大量に出すことによって、受粉を助けてくれるこれらの動物にとって、自らが魅力的になるように、頑張るんですね。
他の花もそうですが、癒しの木マヌカも、こうしたミツバチの羽音の振動を「聞く」能力を持っています。ミツバチが、自分たちの生存のために、花の蜜を取りに行くだけでなく、花も自身の生存のために、ミツバチを誘っているなんて・・・・
本当に、自然は共存共栄で循環しているんですね。人間もその輪の1つです。勝手に循環を壊したら、必ず将来自分の生存に影響があるのは当然のことですね。